針が不要で、しかも穴を開ける必要が無い新しい感覚のホッチキス、コクヨの「ハリナックス」
いったいどうやって、紙を綴じているのでしょうか??
疑問を感じたので調べてみました。
紙をプレスして綴る
紙と紙をギザギザの圧着面でプレスすると山折り谷折りが複数できるような状態になって、閉じられるというとても簡単な構造のようです。
紙をプレスして綴ることのメリットは・・・
- 綴じた部分が目立たない
- 針を使わないので経済的で、環境にも優しい
- 書類を廃棄(シュレッダーにかける際)針を外す手間も省ける
- 閉じた部分に厚みが少ないため、重ねた時もかさばらない
- 紙をこするだけで、外す事ができる!しかも跡が目立たない!
逆にデメリットは・・・
- 保持力が弱い
- 紙以外の物(フィルムなど)を綴ることは出来ない
- コピー用紙にして5枚分しか綴ることが出来ない
一箇所だけ留めるだけでは、針で使うホッチキスにはかなわないようです。
また、同じコクヨの穴を開けて綴るタイプのハリナックスでは、コピー用紙12枚まで綴る事ができますが、針を使わないハリナックスプレスでは5枚が限度となります。
会議の資料に使うと考えると、少し心もとない枚数ですね。
ですが、環境にも優しく綴じた部分が目立たない新しいホッチキスはいろいろなシーンで使い勝手が良さそうです。
今まで糊を使って止めていたものも、このハリナックスプレスを使えば楽に止めることができそうですね。
ホッチキスという呼び方は間違っている
ここからはちょっとした雑学です。
ホッチキス(ホチキス)という呼び方は日本(韓国でもそう呼ばれている)では一般的ですが、英語ではステープラーと呼びます。
何故、日本でホッチキスという呼び方が一般的になったのか?
日本での「ホッチキス」という呼び名は、1903年(明治36年)に伊藤喜商店(現、株式会社イトーキ)がアメリカ合衆国より初めて輸入したステープラーが、E.H.ホッチキス社(E.H.Hotchkiss)のHotchkiss No.1というモデルであったことに由来する
海外に行った際などは、ホチキスでは通じないと思っていた方がよいですね(笑)